昨日、岡山西税務署に赴き、メルカリのあやしいショップについて
資料を示しながら説明して来ました。税務署なら、警察に比べると
迅速な対応をしてもらえるのではないかと期待したからです。
MGSマーケットに加え、 ナツメマート 、 ドリエムCorp 、さらには
Umibose 、買取王子の5つのショップについて、各社の異常な取引内容と
巨額な売上高、出品日と取引日が、それぞれ集中していることなど
なんらかの不正に関わっている疑惑を伝えたのです。
いずれも、一般的な市場価格に比べて明らかに高額で取引されてる例が
多いこと。その傾向が著しい同一価格商品が集中して存在すること。
買取王子を除くとマンションの一室、個人住宅、へんぴな別荘に
法人登記されていて、中でも、MGSマーケットは他人の住所を勝手に
使用したペーパーカンパニーであることが強く疑われることなどを
順に説明しました。
統括国税調査官が応対してくれて、きちんと私の話を聞いていただきました。
へんぴな別荘とは、
山裾に建てられていて、その入り口道路は
危険、入るな状態の、とてもじゃないけど大量の商品を出荷できるような
道路を持たない物件でした。Google ストリートビューの撮影車も入れなかったようで
俯瞰した画像しか得られませんでした。
買取王子= 株式会社ティーバイティー は、 HOLIS株式会社 傘下の中核企業のようです。
少なくとも、2023年くらいまでは(苦しいながらも?)(ちょっと変わった?)まともな
会社だったようですが、他の4ショップと同様に昨年の10月から12月にかけて
大量のあやしい商品を出品し、今年になって、それぞれのショップで5,000点を
超える取引をメルカリ上で行っています。各社の取引額上位5,000点の計は
買取王子 | 1億7千6百80万円 | |
Umibose | 21億5千3百60万円 | |
MGSマーケット | 1億8千2百90万円 | |
ナツメマート | 49億6千2百80万円 | |
ドリエムCorp | 53億7千9百30万円 |
となっていて、総計は128億5千5百40万円という異常なものです。
さすがに、この内容となると、統括国税調査官も違法薬物の取引かマネーロンダリングなど
犯罪行為が強く疑われることに同意してくれました。
もちろん、私のほうには国税調査がどのようになったかのフィードバックが行われることは
ありませんが、私としては先日のニュースにあった東京国税局が香港ゲーム会社の
消費税脱税に対して18億円の追徴課税をし、電撃的に国内の資産の差し押さえを
行ったように、すみやかに対応していただけるものと期待しています。