不動産侵奪罪 予想外の結末

投稿者: | 2024年12月7日

昨夜のことです。測量会社の方が、夜、わが家を訪問しました。

その口から聞いたことは、にわかには信じられないことでした。

去年の6月に、わが家と隣家は長年にわたって不動産を侵奪された

状態であったことが発覚しました。警察とは時効のことで少し

もめたのですが、こちらの言い分が正しいことは認めたものの

ハードルをあげて告訴して欲しくないという意思をありありと

示してきました。詳細は、不動産侵奪罪 という記事に書いてあります。

その後、3ヶ月ほど経過して損害賠償として境界にある土地

(わずかな面積ですが)を無償譲渡せよという私と隣家の要求に対して、

売主側が示談に応じることになったという連絡があったので、

一件落着かと思っていました。

このときのことは、不動産侵奪事件完結 という記事に書きました。

ところが、その後、事態はまったく、進行しませんでした。

昨年末になって、やっと動くかと思ったら年明けに売主が入院中という

ことで、まったく進まず、やっと退院したというものの、また停滞して、

その間、手続きを進める司法書士私との関係も少し険悪になりながら

売主側の不動産屋の担当者が誠心誠意、一度した約束を守るべきだと

繰り返し説得してくれている様子でしたが、売主は大阪在住で

その他全員、岡山にいるため、売主側の不動産屋の担当者だけを

窓口として進めるしかなく成果が出ない状況が続きました。担当者の

説明によると売主が認知症に罹り正常な判断ができなくなっていて

説得が空回りするし、売主の息子も親の言いなりで解決に至る

道筋を見いだせないのだという説明でした。担当者とは、連絡を

取ったり何度か面談しながら状況の説明を受けていましたが、

どう打開したものか私にも、いい案は浮かびませんでした。

再び、告訴するということについて検討をしてみましたが、なかなか、

決断もつかず、認知症ということであれば処罰されても、きちんと

認識できるかどうかも、ぁゃιぃし、今年の秋頃には、だんだんと

あきらめムードになってきました。私自身も認知症の診断が下りましたし。

ところが昨夜、測量会社の方の口から聞いたことは、にわかに信じがたい

事実でした。売主側の不動産屋の担当者は会社を通さずに土地の売買を

進めて、不動産仲介手数料を横領しようとしていたというのです。

そもそも、売主が示談に応じたというのも作り話で、私や隣家の要求を

伝えることさえしていなかったというのです。

譲渡するために土地を分筆する話をどのように売主側に伝えたのかは

不明ですが、分筆自体はできていて、売主側の感情的な理由で直接ではなく

第三者名義にした上で私達に譲渡するという方法を取ることになったという

説明を買主も買主側の不動産屋も信じて、現在は買主名義になって

いるとのことでした。

事件は、売主が当初聞いていたよりも売買による受取金額が約30万円ほど

少ないと言い出したことが、きっかけで明るみに出ていきます。分筆した

土地に相当する金額ですね。売主側の担当者は、自腹を切って30万円ほどを

支払ったようですが、そうなってしまった説明を上手にできなかったのか

会社も買主側の不動産屋も測量会社も知るところとなって、そのあたりの

経緯を昨夜、測量会社の方が知らせてくれたということです。

あっけにとられるしかない話ですが、一夜明けて、その元担当者に

電話してみました。すでに使われていないかなとも思ったのですが

長いコールのあと、その担当者が電話口にでました。

「昨夜、聞いたよ」

と、私は静かに話し始め、若いときの間違いは間違いと認めて、その後、

いかにキチンと生きるかが大切な事、私が勤めていた会社でも

何人か業務上横領で辞めていったが、彼らのその後をすべて知ってる

わけでもないけど、たまたま、その後を知った若い人は再就職もできて

第二の人生を始めたと聞いている……といった話を短めに話しました。

元担当者から謝罪の言葉も聞けたし、どうやら再就職もできたとのことなので

失敗は失敗として、今後の人生をキチンと生きてくださいと伝えて

電話を切りました。

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