なんていう正月だ!と思った方は多いはず。今日は、大災害や大事故の
ニュースを聞くことなく、なんとか無事に過ごすことができたようです。
でも、地震があった日が過ぎれば、それで終わるわけではなくて、まだ
救助できていない人もいるし、多くの人が住む家を失っていて、その人達が
生活を取り戻すまでには多くの苦労と長い時間が必要になります。
今回、家族を亡くした人の場合、それよりも、もっと長い時間、苦しみ続けるかも
しれません。
キャンピングカーで旅していると災害や事故に出くわすこともあるでしょう。
実際に、2007年7月の新潟県中越沖地震の本震が発生した時間に魚沼あたりを
走行してましたが、まったく、地震に気がつくことができませんでした。
苗場プリンスホテルに立ち寄ったらスタッフが二人ほど駐車場入り口あたりを
走り回っていて、それは何なのかわかりませんでしたが、ロビーに入ると薄暗く
「節電してるのかなあ」とトンチンカンなことを考えました。そのあと、谷川岳の
ロープウェイに向かう途中のドライブインだかレストランだかで大地震があったことを
初めて聞いて知ったのでした。ロープウェイは地震のため運行中止になっていました。
今回の地震では広範囲にわたって高速道路が通行止めになりました。
石川、富山、新潟のどこかに出かけていたら、高速を使っての脱出は不可能に
なっていたでしょう。
翌日になると、通行止めは、かなり解除されましたが、あいかわらず岡山方面への
走行は困難な状況が続いていました。
1月2日の午後には南砺スマートICまでたどりつくことができれば
岐阜経由で脱出可能な状態にまで回復しました。
結局、1月2日21時までには、すべての通行止めが解除になったようですが、
地震発生から考えると29時間ぐらい閉じ込められてしまうわけです。
じゃあ、地震直後に、すぐ通行止になってしまうわけではないからと、できるだけ早く
高速に入ってしまえばいいんじゃね?と思うのは素人の浅はかの夜は更けてであって
しばらくは走行できても、そのうちにSAやPAに誘導されて通行止め解除まで
閉じ込められてしまったりします。SAなら情報が入ってくるかもしれませんが
PAとなると通行止めが解除になってもわからないんですよね。今の世なら
スマホなどで情報を得ることは簡単ですけど、十数年前だとカーラジオを
聞いてても、ちゃんと放送してくれるかどうかわからないし本道を直接
見ることができないPAだったりすると最悪だったんですよ。せめて本道が
見えれば、そこを走る一般車があれば、どこまでかは解除になってるって
ことですから。今なら、たとえば、中日本ハイウェイに登録すれば、指定した
通行止めが解除になった時点でメールをくれるサービスがあったりします。
とにかく、旅先で情報収集が大切なんですが、災害地の真ん中にいると
一切、情報が入ってこないことがあります。東日本大震災のときも一ヶ月くらい
停電が続いたこともあって、震災当日、TVで流された津波の映像も現地の方は
誰も見ていなかったりするんですね。当時は、スマホも流通し始めたころで
あまり普及してしませんでした。私は、現地に入るために、たまたまスマホが
発売されてることを知って入手して持っていきました。しかし、パケホーダイなんて
知らなかったので、翌月の通信量の請求が三万円くらいきて、NTT に相談したら
救済手段として月々の電話代に振り替えてくれることになって何年か電話の
通話料の請求がゼロになりました……って、これはガラケーに iモードが搭載された
ときのことだったっけ?
話が、それてしまいましたが旅先で災害に出くわしてしまったとき情報を得るための
手段として 00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)というものがあるということを
今回の地震で知りました。災害時にドコモ、au、ソフトバンクの携帯キャリアが垣根を
こえて無料開放する、公衆無線LANサービスのことで、2016年の熊本地震でも
提供されたんですね。私が現地に入った5月には、すでに提供期間が過ぎて
いたようでしたが、そもそも、そういうサービスがあったこと自体を知りませんでした。
実は、今回も現地入りしたいという気持ちはあります。でも、12月はサボりにサボって
ジンちゃんを再び旅に供するために必要な改良工作をまったくやっていないので
ただちに出発することができません。明日からガンバるとしても今月中に出発できるか
どうか。。。