いやあ!面白い!
全裸監督のシーズン 1 をはるかに超える面白さ。さすがに 半沢直樹、ルーズヴェルト・ゲーム 、
下町ロケット、ドラゴン桜などなどヒット作を世に送り出した 福澤克雄 率いるTBS日曜劇場チームが
やってくれました。福澤克雄って、学生時代には有名なラグビー選手だったのね。 ノーサイド・ゲームも
面白かったもんなあ。
日本のドラマがハリウッドを超えた!とホンキで思っています。スケールが、とにかくスゴイ!
モンゴルで2ヶ月半にわたる長期ロケを行い、島根でも、いろいろロケを行ったとか……
俳優陣もスゴイ。堺雅人に阿部寛はTBS日曜劇場チームの二本柱としても、 二階堂ふみ に
役所広司 にと、ニノ以外は芸達者揃い。 ドラムのスマホの音声翻訳の声役の林原めぐみ も
サイコーにイイ!ドラムというのは、野崎(阿部寛)の協力者の ↓↓↓ の人
富田望生に似てるけど男性です。バク転もできます。モンゴル人に見えますが
日本人です。神戸出身です。
日本語を聞き取って理解することはできるけど話すことができないためスマホの
アプリを使ってしゃべる。その声が林原めぐみ というわけで、あまりにカワイイ声で
毎回笑ってしまいます。
製作費とか超豪華俳優陣だとかでハリウッドを超えることは難しいのですが、荒唐無稽な
話も、つじつま合わせがキチンとできてないと単なるホラ話になってしまうのです。
ハリウッド映画は、そのあたりへの気づかいが足りていない映画がケッコー多くて
それにツッコミを入れていると映画の世界に没入できなくなったりするのです。
その点、VIVANT は、実に細やかに、つじつまを合わせてくれるし伏線の張り方が
巧みで回収の方法もあざやかです。
それに、警察のバリケードを突破するための装甲ダンプカー!美術さんが、いい仕事をしてます。
こういう、うれしくなるような仕掛けを随所に巡らしてくれています。
↑↑↑ は、丸菱商事の専務室なのかな?アミダクジを横にしたようなバックパネルが秀逸で
これまた、美術さんの仕事でしょうか。バルカ共和国の寺院内の便所も便槽内の糞も、
とても、よくできていて、それらがリアリティを産むと同時に物語内の世界にグイグイと
視る者を引っ張り込んでくれるわけです。
この記事を映画カテゴリーに入れたのは、TVドラマの枠をはるかに超えてハリウッド映画さえも
凌駕しそうな作品だからです。この作品を観て思ったのですが、映画の場合、シリーズ化とか
前後編に分けない限り、2時間半とか、せいぜい3時間までといった上映時間の制限がありますが、
VIVANT の場合、初回が 108分。第2回も[25分拡大]なので、このシーズンで終わるにしても
10時間を超える作品となりそうです。もっとも、コマーシャルに使われる時間を差し引かねば
ならないのですが、10週続くかもしれないし、最終回拡大もあるかもしれず、いずれにしても
実質的にも10時間を超える可能性は残ります。
しかし、世界は広いというか、これまでの最長上映時間は、 「Logistics」(2012)の857時間。
第二位は、 「アンビアンス」(2020) の720時間。第三位以下は、10時間未満となります。
上映時間ランキングで40位が「タイタニック」(1997)3時間16分とのことです。
私は、この40作品のうち、12本は観てますね。観たかどうかあいまいなのが2本。
観ていないけど機会があれば観たいのが2本というところでしょうか。わりと長編好きなのかも?
そういえば、NHKの大河ドラマを欠かさず観てますね。 Game of Thrones も、3回は観てます。
だんだん、話がそれて文脈が見えなくなりましたが、上映時間の制限がゆるやかであれば
多くのことを描ききることができます。とはいえ、長ければ飽きられてしまうリスクもあります。
ところで、VIVANT冒頭の堺雅人が砂漠を彷徨するシーン。鳥取砂丘でロケしてCG合成したものと
思い込んで観ていました。CG技術ハンパねぇ。なんて感心してたんです。番組が終わる頃には
検索でゴビ砂漠でのロケとわかったのですが……